【民事訴訟とは?】民事訴訟制度とはどんなものですか?

権利が侵害されたら頭にきますよね?
貸したお金が返されない、買ったものが粗悪だった、約束された仕事がなされない・・・・などなど、これらはすべて法律の世界では「どんな権利が侵害されたのか」という観点から考えます。

そうして弁護士はこの侵害された権利をどう回復するのかを考えます。
土地を占拠されたら明渡しを求めます、買ったものを引渡してもらいたいなら引渡しを訴訟で求めあるいはそれに対応する金額を損害賠償として求め、「○を引き渡せ」とか「○円を支払え」といった判決をもらいます。名誉毀損なら謝罪文という権利の回復のための解決方法もありそういった判決も出ます。権利を侵害するほど景観を悪くするマンションが建てられたら「それを撤去せよ」という判決をもらうことも可能です。

また、判決が出ても、債務者が判決に従わないこともあります。その場合には、せっかくもらった判決の結果を実現させる制度が必要になります。たとえば、そのためには、ある財産(典型的には土地など)などを差し押さえて国がその財産を売却しその代金から支払をさせたりする執行の制度もあります。

難しい定義になりますが、民事訴訟は、
私人間の一定の権利関係あるいは法律関係をめぐる争いを国家が強制的に解決する制度
といわれています。

簡単にいえば、人と人(会社と会社)などの権利に関する争いを国が出てきて解決する制度なのです。そして、弁護士は、その制度において、依頼者の代わりに国(裁判所)に対して「言いたいことを整理して言う」ことになります。

その制度を定めた法律が、民事訴訟法と民事訴訟規則であり、弁護士は日々こういった法律・規則を確認しながら仕事をしています。