【Q&A】就業規則に、競業避止義務の内容を書くとよいのはなぜですか?

就業規則に書いてあることは、企業と従業員の間の雇用契約の内容となりますので、その競業避止義務に反して同業者に就職したことで、企業が損害を生じた場合にはその損害を賠償させることができます。(損害の立証は企業側の責任ですが。)
判例では、習得した業務上の知識、経験、技術等は、人格的財産の一部をなすもので、退職後にこれをこのように生かして利用していくかは個人の自由であって、特約もなしにこの自由を拘束することはできない(昭和43年3月27日金沢地方裁判所)とされているので、就業規則に書かないとそんなルールがあると主張できないからです。