【民事訴訟のQ&A】民事訴訟は、どうやって始まりますか?

民事訴訟は民事訴訟法というルールに従って進められます。
訴えを提起された人が勝手に裁判所に談判するわけではありません。かなり厳格なルールがあり、それに従って勝敗が決まります。

ルールに従ってはじまる訴訟は、以下のように進みます。

(1)原告による訴えの提起 (訴状提出)
 民事訴訟では訴訟を起こす側を原告、訴えられる側を被告と言います。
まず原告が裁判所に対し「訴状」を提出することから民事裁判が始まります。原告が訴訟を開始する人であるということですが、別に被告が「悪いほう」という意味はありません。
 訴状には、「被告は原告に対し金100万円を支払え。」とか「この建物を明け渡せ」というような原告が裁判所に認めてもらいたいこと(請求の趣旨といいます)を書いて、その請求がどうして認められるのかを根拠付ける「具体的事実」を書いていきます。これを、請求の原因といいます。

また、それに加えて、原告がこういうことがあったといっている事実で相手が争いそうなことなどを、証拠で証明するために、重要な証拠は訴状に添付します。例えば、契約書などですね。

2.訴状審査、第1回口頭弁論期日指定
 原告が、訴状を提出しますと、裁判所の訴状審査をして、不備があれば補正を促します。ここをこうしなさいというような指導です。これに応じなければ補正命令を出したり、訴状が却下されて訴訟がはじめられないこともあります。

訴状が受け付けられると、第1回口頭弁論期日の指定がなされることになります。これが法廷で当事者が集まる最初の日です。

3.被告による答弁書の提出
 さて、訴えられるほうの被告は、まず、訴状・呼出状を受け取ります。
通常は、びっくり仰天ということになるでしょう。あるいは、その以前の顧問弁護士を介した協議があってもうわかっているということもあるでしょう。

さて、ここで被告がしなければならないことは、訴状への反論を「答弁書」として作成することです。これは、裁判所に決められた日に間に合うように提出しなければなりません。

もし第1回口頭弁論期日までに被告が答弁書も提出せず、その期日に出席もしなければ、原告の言い分を認めたものとして判決が下され負けてしまいます(欠席判決)。