【Q&A】競業避止義務とは何ですか?(従業員が自分のノウハウや顧客を盗んで、同種の事業を始めることがないようにするにはどうしたらよいでしょう?顧客を盗んでしまうと困るのです。)

企業経営者からすれば、自分のノウハウやネットワークを従業員が獲得して、他者に提供したり、自らビジネスを始めてしまうのは、困りますよね。また、顧客をとられるのも困ります。

そこで、他の取締役や従業員に「競業避止義務」といものを課すことが可能です。
特に、昨今では、営業のノウハウはビジネスの成功に非常に大きな役割と担っていますので、この義務の重要性は増しています。また、どんな義務を課すこともできるわけではないので、これに関する紛争も増えているようです。

競業されたくないという企業側の思惑の一方で、従業員(役員でも同じです。)には、他社で働く権利もあるわけ(憲法には職業選択の自由が認められており、重要な人権です。これは、士農工商の時代には認めらえていなかった権利で、近代国家では基本的な権利なのです。)で、そのバランスの中で法的に規制があります。違法でないレベルでの「競業避止義務」を課す必要があるのです。具体的には、就業規則にこの競業避止義務を盛り込むのが良い方法です。