【Q&A】違法な競業避止義務を課すとどうして問題なのですか?厳しいものを課したほうがよいと思いますが・・・

労働法の世界では、判例が大変に重要です。また、労働法では、強行法規が多い(互いの合意で他のルールにしようとしても、裁判所がそういう合意は無効だというので、なかったことになり、結局強行法規が適用されます。)のですが、それ以外にも判例でさまざまなルールが補われています。
上記の昭和45年の判例など多様な判例が事実上、法律と同様の効力を持っています。

厳しいものを課してしまうと、裁判所に無効とされてそもそも制限がなかったと判断される可能性があります。ですから、いつまでも同種の企業に就職してはいけないなどとしないで、ある地域に絞って期間も絞ったりしておけば、その制限が有効になりますので、相手に主張できるわけです。何の制限もなかったとされるより、有効な制限を課しておいたほうが有利ですよね。